メロンの種類について
世界中で、様々な色、形、大きさのメロンが栽培されています。
その中でも日本で栽培されている代表的なメロンをご紹介!
マスクメロン
ガラス温室で地面から離した土壌に有機肥料を栄養分として与えて、温度、湿度等をコントロールして栽培。1本の木から1個のみ収穫。1年中安定した収穫が可能。果肉の色は黄緑色です。
静岡県温室農業協同組合のマスクメロンは大正時代にイギリスからきた、”アールス-フェボリット種”の血統を守り、改良を重ねたもので美しい外観と優れた味覚を持っています。
マスクメロンのマスクって?
Muskの語源はギリシャ語のMoskhos(麝香、じゃこう)から出ています。マスクメロンの香りが麝香の香りのように素晴らしい、というところから名付けられました。
麝香は麝香鹿という鹿のオスから分泌される素晴らしい香りのことです。
普通のネット(網目がある)メロン
ガアールス-フェボリット雑種(この中にもいろいろな種類があります)、アンデスメロンなど。 ビニールハウスで地面に直接植えて育てます。これらのネットメロンは病害虫や栽培環境が悪くても育つようにアールス-フェボリット種などと、ほかの病気に強いメロンを交配してつくられました。春から秋にかけて栽培されます。果肉の色は黄緑色やだいだい色のものがあります。
ネット(網目)のないメロン
プリンスメロンなど。
ビニールハウス(ビニールトンネル)で栽培されるメロン。1本の木から5~6個収穫されます。
果肉の色は白系です。
メロンのネット(網目模様)はどうしてできる?
メロンのネットは果実の生育途中で表皮の成長が止まって硬くなってきます。
内部はまだ成長を続けていて大きくなろうとする力でひび割れが入ってきます。
その割れ目をふさごうとかさぶたのようなものが自然とできて、きれいな網目模様になります。
きれいな模様と形のメロンは、長年の経験と技術、そして丹精こめた栽培が実を結んだものです。
開花後10日前後
最初は、網目がない
開花後14日前後
果実の表面がひび割れ始める
開花後20日前後
網目が全体にまわってキズ口がふさがり盛り上がってくる
開花後30日前後
網目(ネット)が果実全体に、ほぼ出そろった状態
夏作で開花から約45日め
収穫直前の果実
おいしい召し上がり方
気温20℃~25℃の間で保管して、メロンの果皮が青緑色からやや黄味になって香りが強くなったら、
一番の食べ頃です。
食べる時は冷蔵庫で5℃から8℃で3~5時間冷やしてからお召し上がりください。
冷やす時はみずみずしさを損なわないように、ラップで包んで冷やしてください。